孤独死 [日記]

 最近相次いで孤独死が報道された。一つは、さいたま市のケースで、アパートに住む3人の親子の死亡が確認されたが、発見されたときはほぼミイラ化していたという。身元も分からず、遺体の引き取り手がいないという。
もう一つは、立川市のマンションの一室で、2人暮らしの母子の遺体が見つかり、司法解剖の結果などから、死後2ヶ月ほど経っていて、母親が病気で急死後、知的障害のある4歳の男児が助けを求められずに衰弱死した可能性があるという。
なんとも痛ましいケースだが、いずれも近所づきあいがなく、人間関係が希薄になっている現代社会の一面を見る思いがする。
血縁、地縁、社縁という3つのコミュニティが希薄化し、個人が安心して錨を下ろせる"港“がなくなったとき、「これが自分です」と言える確かなアイデンティティがなくなってきた。
これらの背景には、もう一つ貧困という問題がある。個人資産が1000兆円を超えると言われる一方で、その日暮しの人が増加しているという観測記事もある。どこかで折り合いをつける必要があるが、政治に期待するしか道はないのか。その政治は混迷している。
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