企業内での2回のビジネス・ライフ(4) [セカンドキャリア]

 今回雇用延長の対象になる人たちは、既に会社の規定に従ってある年齢(多くの場合55歳)に達したところで役職定年になっているものと思われます。たとえそれがなくても、これから迎える60歳では、どんなに有能で会社に貢献してきた人であっても間違いなく役職定年および嘱託等への身分変更が行われるものと思われます。
待遇が下がるという意味では失うものが大きく、一時的には会社に対する不満が残るかもしれませんが、いつまでもそれにこだわっていては先に進めません。それを現実として受け入れ、「勤められるだけでも幸せ」と思って、新しい自分の人生を始めるのだという態度が求められます。
そのとき、「身分や待遇が下がるから適当に勤務しておけばよい」という選択も可能ですが、それでは不満足な5年間を送ることになり、会社もそれを許す環境にはありません。しっかり働くという条件で65歳までの雇用延長をするのであり、勤務態度によっては途中解雇も覚悟しなければならないでしょう。甘えは許されません。
残りの5年間を「会社での2回目の人生」として悔いなく生きることを考える必要があります。


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