信頼ー自分の邪魔をしない(続) [フロー理論]

それらの一連のプロセスは次のようになる(T・ガルウェイ「インナーゲーム」)。
①潜在意識というコンピューターをフル作動させるために、顕在意識がプログラミングするわけだが、このプログラムの組み込みは"言葉“ではなく、"視覚的”イメージによる。
②顕在意識が欲することを実行するためには、まず潜在意識を全面的に信頼しなければいけない。つまり自我意識であり思考部分である顕在意識が「やろうとする」のではなく、実働部分の潜在意識に「やらせる」ことが必要になる。
③自分のやっていることを"評価“せずに観察しなければいけない。
これらのことにより、顕在意識の働きすぎをセーブすることができよう。
つまり、顕在意識の働きである「考える」ということが、潜在意識の自然な能力発揮を妨げる原因になっているのだ。「二人の私」は、心(顕在意識)が静かに、何かに焦点を合わせているときに理想的な協調関係をつくる。そのときに、人はフロー状態になり、ピーク・パフォーマンスに達する。

このように、心をあることに集中するためには、判断癖をなくす必要がある。人は何かをすると、必ず「いいか悪いか」を自分自身のなかで判断し、評価する。しかし、これはフローにとって最大の障害で、この癖から自分を解放することが、重要な鍵となる。判断をやめたときから、自分の能力を思う存分発揮するようになるのだ。(T・ガルウェイ)。


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