信頼ー自分の邪魔をしない(続き) [フロー理論]

ところが多くの場合、そのような状態になる前に、身体を動かして行われる行動には結果が出る、しかもそれは目に見えます。
その結果を見て、心の中では「良い」、「悪い」の判断が行われます。そして、悪い結果に対しては、自分自身に向けてはげしい追及が行われるのです。
何が追及するのか、それは顕在意識です。顕在意識の働きは、意識のなかの[知覚→連想→評価→決定]のプロセスを担っており、自分の行動(潜在意識の働き)を観察してつねに判断・評価を行っているのです。
例えば、私たちの頭の中では、1日に5万回もの思考(自己対話)(注)が現れては消えていると言われています。その真偽はともかくとして、それほどやっているということです。

(注)対話というと、普通は話しかける相手が必要になりますが、相手がいなくても人は頭の中でたえず話しかけています。話しかける相手の人が他人ではなく自分自身であるとき、つまり自分と対話することを自己対話といいます。それは主に考えて判断することを通じて行われます。この自己対話は、一人の自分がもう一人の自分に向かって話しかけているのです。話しかける自己は顕在意識、話しかけられる自己は潜在意識です。

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