「21世紀を担うリーダー養成講座」通信(3) [21世紀を担うリーダー養成講座2011]

7月23日(土)は、次のお二人の講義がありました。
・塾長(織田)の「AMM=アドベンチャー・フォー・メンタルマネジメント」第二部
・龍村仁氏(映画監督)の「地球といのち」

(1)塾長(織田)の講義要旨
 
前回の合宿時に、AMM第一部「自分自身と向き合って主体性をもって生きる」を学んだが、それに引き続いて、AMM第二部「組織・集団の中でリーダーシップを発揮して成果をあげる」について講義が行われた。
組織が成長するためには、「学習する組織」でなければならない。学習する組織になるためには「マネジメントではなく、リーダーシップの発揮が求められる」として、両者の違いを強調された。学んだ項目は以下のとおり。
①企業文化と快適ゾーン
②リーダーシップとマネジメント
③動機付け
④企業(組織)のアファメーション

(2)龍村仁氏の講義要旨

イギリスの生物物理学者ジェームス・ラブロックが唱えるガイア理論―地球はそれ自体がひとつの生命体である―に共鳴して、龍村監督が心血を注いで制作してこられた「地球交響曲(ガイアシンホニー)」(第一番から第七番まで)のダイジェスト版を見た後で制作の考え方について事例を交えながら披露された。
「出演者はいずれも、現代人の常識からすれば“奇跡”を起こした“超能力者”にみえる。しかし、決してそうではない」と龍村氏は言う。
彼らはただ、自分の身体との対話をつうじて、自分の命が、他のすべての自然(命)とつながっていることを思い出しただけなのだ。彼らは生かされていることを知っている。
だから彼らはトマトや象や波や地球と“対話”ができる。一方、現代人はこのつながりの感覚を忘れてしまった。その結果、他者との連帯感を失い、自然や地球そのものと対話できなくなっている。
なお、最新版の第七番は「全ての生命が潔く健やかに生き続けるために」という「自然治癒力」をテーマにしており、次の3人と日本人の原風景である「日本神道の美とその背後にある自然観に触れることによって、私たちの魂の内に眠っている“生かされている”という体感が甦ることを願っています」という監督からのメッセージが全てを語っているように思われる。
第七番との関係で、監督はアンドルー・ワイルとのシンクロニシティとも言える出会いと日本のシャーマニズムの“美と神秘さ”について語られたのが印象的だった。
・アンドルー・ワイル(統合医療医学博士):自発的治癒力
・グレッグ・レモン(ツール・ド・フランス覇者):自転車的未来へ
・高野孝子(環境教育活動家):昔の叡智は未来の科学

DSC00546.jpgDSC00544.jpg