寒い春 [日記]

 今年の春は寒い。そして、いまだに冬のコートを手放せないでいる。
例年だと、今頃は桜の開花予想でにぎわう頃だが、今年はいっこうにそのような春の便りを聞かない。このままいけば、桜の開花が遅れて小・中学校の入学式の頃まで咲いているかも知れない。
遅い桜の便りの代わりに、今年は東北・関東大震災の報道でにぎわっている。それに原子力発電所の被害状況が明らかになるにつれて、被害の深刻さが伝わってくる。発電所から半径30キロ圏の住民の圏外移住から始まって、ホウレンソー、牛乳、その他の食料品から基準以上の放射能(線)を検知し、今度は水道水から放射性ヨウ素が検出されたという。
これからも同じように検出されるとは思わないが、不安をかきたてることは間違いない。
健康には影響しない程度だと言われても、見えない敵がじわじわと近づいているようで不気味だ。今年の春は、安心して花見を楽しめるのだろうか。


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