原爆記念日 [日記]

 また65回目の原爆記念日がめぐってきた。被爆者は高齢化し平均年齢は76歳になった。式典に出席する被爆者が少なくなってくるという現実のなかで、風化させないための取り組みも行われている。
折しも、国連の潘基文事務総長が来日され、広島、長崎の原爆記念式典に出席されるという。そして「これを機会に、核廃絶に向けての運動が大きく前進することを期待したい」という談話を発表された。
また、式典には駐日アメリカ大使も出席されるという。本当はオバマ大統領が出席されて、核廃絶のメッセージを発信されるのが一番だが、機は熟しつつある、と見たい。
それはそれとして、日本は、唯一の被爆国として世界に対して核廃絶のメッセージを発し続けることが必要なのではないか。日本が核兵器を持たないだけでは核兵器はなくならない。むしろ、核保有国は増加している。それを止められないなら、日本も保有してもいいのではないか、という意見がでてくる。しかし、それをすることは被爆国としての責務を放棄することにほかならない。
核をもつ力からすれば、日本は世界で最も近い国である。しかし、なぜそれをしないか。なぜ非核3原則(これはあやしい)を守っているのか、それを訴えつづけることが必要なのだ。それができるのは日本しかない。
暑い中、まもなく終戦記念日を迎える。


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