寒い春―四寒三温 [日記]

 冬から春にむかって徐々に暖かくなっていくさまを、昔の人は三寒四温という言い方をした。生活実感からきた知恵だといえるほどうなずける表現である。ところが、今年はいつまでたっても手袋とマフラーを離せないでいる。取り交わす挨拶も「寒いですね」となる。
伝え聞くところによると、この天候で稲の苗の生育が悪く、田植えにも影響が出そうだと言うのだ。地球温暖化といっても、このような後退もあるのかもしれない。自然というのは、なかなかレールの上を走らないものだ。
ただし、寒いことが悪いことばかりではなかった。桜の花がいつもより長くもって、目を楽しませてくれたこと、そして私的には花粉症が出なくてすんだということだ。
それにしても、毎日出かける前の服装を気にするのはあまり楽しいことではない。


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