安保50年ー老人のつぶやき [日記]

長く生きてくると、周年事業なるものに出くわすことが多くなった。それもだんだん長いものになっていく。
その一つが安保(日米安全保障条約)だ。1月19日で署名50周年となった。この半世紀、日本はアメリカに守ってもらう代わりに、米軍に日本国内の基地を提供するというもので、日本の安全を確保する基盤となってきたことは間違いない。
ところで50年前、日本では若者達が国会議事堂をめざしてシュプレヒコールで「安保反対」の気勢を上げながらデモ行進した。そして、浅沼委員長(社会党)が壇上で倒れ、樺美智子さんがデモ行進中に倒れるなど、多くの犠牲を伴いながら条約は批准された。
その間、全共闘世代なる言葉も生まれ、若者達は熱病に取り付かれるようにエネルギーを発散させた。
その世代も、今では好々爺となり、この50年をそれぞれの思いで振り返っているに違いない。あのエネルギーは今はないが、この50年を生きてきて、自分の人生は何だったのだろうと思うことがある。あのエネルギーが懐かしい。

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