阪神淡路大震災 [日記]

1月17日は阪神淡路大震災が発生して15年目。
追悼式典と記念行事の報道を見ると、街並みはすっかり復興していて、あの日の面影はなくなっているが、被災者にはしっかりと残っている。被災者のインタビューを聞くと、「ただ祈るのみです」という声には複雑な思いを感じる。自分はたまたま生き残ったが、場合によっては・・・という生と死を分けた一瞬の出来事をどうしても忘れることができない。この日を迎えるたびに肉親の顔を思い出し、生き残っていたら・・・と思い、冥福を祈るのだと思う。
また、あの震災で生き残った人の多くが高齢となり、誰にもみとられず「孤独死」をとげるケースが多くなったという。その意味では、震災は終っていない。
 海の向こうでは、ハイチでM7の大地震が起こった。その映像を見ると,ついつい阪神淡路大震災と重なってしまう。1日もはやい復興を祈るのみだ。
私達はどうやら死と隣り合わせ(死を背負って)生きているようだ。毎日それを思っているとしんどいが、たまには思い出したいことだ。そうすれば、生きることへの素直な感謝と、今を真剣に生きる意欲がわいてくる。

 

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