ブログ一年 [日記]

 昨日(1月21日)でブログを書き始めて1年になった。最初のテーマは「変革と希望」を掲げて当選したオバマ大統領についてであった。
その後の1年はどうであったか。プラハでの核廃絶演説、ノーベル平和賞の受賞まではよかったが、国内では支持率も低下し、苦戦を強いられているようだ。
その一番の要因は、医療保険制度の改革である。国民皆保険を目指して何とか上院をパスしたが、下院での通過は目途がたっていない。
この法案には共和党が反対しているが、背後には人種問題があると言われている。すなわち、医療保険で救われるのは低所得層(黒人が多い)であるが、一方で負担増を強いられる層もあり、それらの人々からは「医療保険より雇用が先だ」という声が上がっている。
亡くなったケネディ上院議員の補欠選挙でも共和党が勝った。オバマ大統領の足元は必ずしも磐石ではない。
黒人初の大統領として鳴り物入りで登場したオバマ大統領が、人種問題を内包するテーマで苦戦しているのは、見ていて忍びがたい。Yes we can! というフレーズを取り戻して欲しい。

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