ノーベル平和賞 [日記]

オバマ大統領はよくよく世界を驚かす人だ。黒人初の大統領になったことも、4月のプラハ演説(核廃絶)も、今回のノーベル平和賞を受賞することになったことも、世界は驚きをもって迎えたに違いない。しかも就任して9ヶ月後の出来事である。受賞理由は「核兵器のない世界」を提唱し、米ロ間の戦略核兵器削減を手がけ、9月の国連安全保障理事会で議長をつとめ「核のない世界」を決議する立役者となったことだ。
今回の受賞には賛否両論がある。賛成派は、大統領の打ち出した理念は卓越したものであり、それを実行に移すリーダーシップを発揮して欲しい、という期待が込められている・・・それを後押ししようという意味があるというもの。大統領は大きな十字架を背負ったことになる。
一方、反対派は、オバマ大統領は理念先行型でまだ実績がない。実績が出てからでも遅くない・・・というものだ。意外にもお膝元のアメリカに多いようである。
被爆国日本はもちろん賛成派が圧倒的に多いだろう。
そのオバマ大統領が12月に来日される。核廃絶に向けての戦略は両国の共通の課題であり、お互いの協力があってはじめて効果的となるはずだ。鳩山総理もこの機会を見逃さないで協力関係を築いて欲しい。その延長線上に北朝鮮問題があるはずだ。
モラトリアム(7)新任部長研修 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。