モラトリアム(7) [現代の若者考]

このような学生が3年生になり、就職活動を始める時期になると、周囲の動きを見て自分も活動しなければと思うが、さて、自分は何をしたいのだろうと思う。考えてもわからない。その思いを分かち合える友達がいれば話し合いがもてるが、親しい友人がいなければどうにもならない。
そこで、自分がやりたいことが見つかるまでフリーでいたいと思う。これがフリーターの存立基盤だ。親からも働きなさいと言われるので、いちおう就職先(働き口)を見つけるが、そこでも「自分に合わない」と言ってすぐ辞めてしまう。これが7・5・3現象だ。
彼らは「何かぴったり合うものがあるはずだ」という「青い鳥」幻想のなかで生きている。しかし、何を求めているかが解らなければ永久にそれを見つけることなどできないということが解っていない。
なお、来週は14日まで小旅行してきますので、そのあと紀行文を発表します。
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