大人になれない子どもたち(2) [現代の若者考]

ところが、幼稚園や学校にはそのような大人はいません。今までは、自分が困れば必ず大人が飛んできて、それを解決してくれました。しかし、自分だけの面倒を見てくれる人はいません。先生は皆を公平に扱おうとするから、自分だけを特別扱いしてくれません。
子どもは、経験したこともない新しい環境に投げ込まれることになるのです。
そんなとき、子どものなかには、親の元に帰りたい、自分のわがままが通る家庭に帰りたいと思うようになります。そして、幼稚園や学校へ行くのは嫌だという反応が出てきます。
このようなとき、今の親は「うちの子の面倒を見てくれない」と言って文句を言います。それがひどくなったのがモンスター・ペアレントと言われる親です。この親にとっては「自分の子ども」のことしか頭にないのです。そのため、自分の子どもの悪いところには目をつぶって、「学校が、先生がけしからん」と言って文句をつけてくるのです。(続く)

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