終戦記念日 [日記]

8月15日。64回目の「終戦記念日」がやってきた。
なぜか、日本では敗戦記念日とは言わない。またマスコミによっては「終戦の日」という言い方をしているところもある。
この日はNHKの記録フイルム(硫黄島、沖縄、本土空爆等)を見て過ごした。戦線に出てアメリカ軍と戦って生き残った人たちの証言が心を刻む。「戦争の思い出を墓の中にもっていこうと思っていました。・・・こうやって話せるのも一つの供養だと思っています。」「生きるのも地獄でした。」と言って自分の中に封印していたものがぐっとこみ上げてくるのを抑えている姿を見るのはつらい。その背景には、多くの死んでいった戦友に対して、自分だけ生き残ったことを「申し訳ない」と思っているふしがある。そのうえで、「あの戦争はなんだったのだろう。戦友の死にはどんな意味があったのだろう」と問い続けて生きてきた人たちの思いと問いかけは重いし、継承されなければならない。
すでに戦後生まれの人たちが75.5%になっている。日本がアメリカと戦争をしたことを知らない(教えられない)若い人たちが増えている。
できるだけ早く、オバマ大統領の広島、長崎訪問と日本の総理の戦艦ミズリー訪問を実現してほしい。そのとき、本当の意味でこの戦争が終わるのだと思う。

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