携帯電話の普及 [現代の若者考]

現代の若者考に戻ります。
前回述べたようなつながり方は、お互いにつながってはいるが、弱いつながりといえます。
彼らは、つながっていること自体が大切なのであって、どんな内容でつながるかは重要なことではない。つまり、テーマのないネットワークができあがるのです。
携帯電話の普及がいっそうこの環境を促進しました。
携帯電話は、当初は移動体通信としての機能がもてはやされて、どこにいても電話できる便利さが重宝がられましたが、今ではメール機能が重視されています。メールなら声をだす必要がないので他人に迷惑をかけることはないからです。そのため、電車の中でも、食事をしながらでも、場合によっては教室で授業を受けているときでも、若い人が携帯を開いて忙しげに操作しています。なんとも異様ですが、今では珍しい光景ではなくなりました。そして、統計によれば、多い人は1日80回とか100回ぐらいメールでやり取りしているという。しかも同じ人と何回もやり取りしているといいます(続く)。

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