自尊心が低い人の特徴 [現代の若者考]

彼らの自己肯定感というのは、いってみれば一種の優越感であり、それが崩れたときには劣等感を抱くということです。優越感の裏返しとして彼らは劣等感を感じるのです。
ということは、優越感はしっかりした自己という土台の上に打ち立てられたものではなく、相対的に他人との関係で表される根拠のない自尊感情だということができます。
一方、本来の意味での「自尊心」とは、自分自身に対する絶対的な信頼感情であり、どんな状況にあっても、他人との関係がどのようなものあってもゆるぎません。それは、自分との関係で生み出される感情だからです。
このように見れば、優越感とか劣等感というのは、自尊心の低い人の特徴と見ることができます。彼らに興味があるのは、常に自分のこと(エゴ)であり、極論すれば自分の(問題解決の)ために他人がある、という図式が見えてきます。これこそが、ミーイズムの本質です(続く)。

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コメント 1

猿

仰る通りだと。。。

己にある劣等感、或いは、自身への不信感…

耳に痛い正論を拝見し、感謝です!m(__)m
by 猿 (2016-08-05 15:02) 

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