自己肯定感が崩れるとき [現代の若者考]

この関係が維持できているとは、他人との間にトラブルがなく、あっても自分の方が有利な形で物事が収まるときである。
ただし、これには注意が必要だ。そのような関係はあくまで、自分のほうから見た関係であり、他人がそれを認めているかどうかは別のことだ。他人は、その人に関わると厄介なことが起こるので、深入りしないで黙って見過ごしているだけなのだ。何もないように見えるだけだ。
それでは、この関係が崩れるとはどういうことか?それは、自分が優位にあるという思い込みが崩れるときだ。
自分が仲間や周囲の人の中で劣位にあると判断せざるを得ないときだ。通常は、自分のほうが上だという思い込みがあっても、身近なところに自分よりも優秀な人が出てきて、自分もそれを認めざるをえないケースだ。周囲の人もそちらを注目する。自分が劣位に置かれていることを身をもって感じる段階だ。
そのような時、一転して自己肯定感が崩れ、自分をダメだと思うようになる。(続く)。


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