若い男性の流儀 [日記]

昨日のような現象は、何も女性に限られたことではない。電車の中で弁当を広げて食べている男子学生を見かけることがある。お店のドアの前に座り込んで、大声で話し、笑いあっているグループを見かけることもある。このような現象(お化粧、食事、座り込み)は、本来個人のプライベート空間で行われるべきことがパブリック空間に持ち込まれて、公私の区別がつかなくなったものと見ることができよう。つまり、「私」が動く空間はすべて「私のもの」だという論理だ。したがって、私の空間を犯す人がでてきたら、それは「けしからん」ことだとして言いがかりをつけたり、怒りをぶつけたりするのだ。他人への思いやりなどないのだ。
でも、考えてみたら、このような若者をつくってきたのは親である自分達だと思えば、どこに怒りをぶつけてよいかわからなくなる。つまり、社会現象になってしまったことは、社会全体で取り組まないと改善されないということだ。
しかし、そう言っていたら、誰も行動を起こす人はいなくなる。私達は、そのような人を見たら(特に自分の子どもがそうやっていたら)、厳しく注意する必要があろう。その前に、まず自分はそのようなことをしないことだ。“隗より始めよ”だ。

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