喫煙の心理(5) [タバコと健康]

喫煙という点では、いろいろなタイプの人が考えられる。
①一度も吸ったことがない。
②喫煙の経験はあるが、今は禁煙している。
③喫煙していて、禁煙を試みたが、止められなかった。
④吸い始めて以来、禁煙しようと思ったことはない。
残念ながら正確な統計はない。
このうち、④が一番タバコのとりこになっている人だ。このような人は、将来の満足や、危険よりも現在の満足を優先する心理がはたらいている、といえます。しかし、そのような人にも、タバコの害の情報は十分に伝わっているはずです。
そのような人の心理は、「認知的不協和」の理論で説明できます。
しかし、理論だけでは説明のつかないことが起こることも考えられます。
これがすなわち、ニコチンによる依存症という現象です。
依存症というのは、繰り返し刺激を追求すると、刺激の効果が薄れてくることです。そのためさらに刺激を求めようとします。一方、その刺激から遠ざかると、不安やイライラを感じて刺激を求めるようになる。続けても止めても刺激を求める・・・これこそが依存症の怖いところです。(続く)。

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