15.ストレスを感じるのは大切なことをやろうとするからだ [ストレスを味方につける]

これまで見てきたように、チャレンジ反応は適度のストレスがあるときに起こってくることで、このときアドレナリンをはじめとするストレスホルモンの量が増えて、力が湧き、集中力が高まります。
マクゴニガル教授も、「ストレスとは、自分にとって大切なものが脅かされたときに生じるものである」と定義していますが、この定義からは、ストレスのある重要な側面が見えてきます。すなわち、「ストレスと意義とは密接な関係がある」ということです。
どうでもいいことに関しては、ストレスは感じませんし、有意義な人生を送りたいと思ったら、ある程度のストレスは付きものだということができます。
それを自覚できれば、ストレスを受け入れて味方につけることこそ、やりがいのある人生に求められる新しい生き方ということができるのです。
したがって、この草稿の冒頭に述べた、アファメーション(AF)を実行することにストレスを感じる環境は、実は行動を促すチャレンジ反応にあたるということができます。自分にとって大切なことを目標として設定すれば、目標と現状とのギャップを前にして感じるストレスはむしろ行動のエネルギー源になるということです。思い切ってチャレンジしましょう。
*AMMプログラム及びストレスに関する講演会のお問い合わせは下記へ: oda@ad-coach.jp
なお、「ストレスを味方につける」については、今日で終了しますが、実は、前回の「マインドセットと自尊心」について、思いもよらない重要な質問が届いていて、次回以降はそれに答えることを予定しています。

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