13.チャレンジ反応―ストレスと生産性の関係(1) [ストレスを味方につける]

チャレンジ反応については、他の研究者によるいくつかの研究がありますが、ここではその一つを紹介します。
まず、ストレスの量と生産性(パフォーマンス)について研究した人たちがいます。アメリカの心理学者ロバート・ヤーキーズとジョン・ドットソンの2人です。
彼らによれば、生産性はストレスがあり過ぎても落ちるが、なさ過ぎても落ちる、適度のストレスがあるとき生産性が上がるといいます。たとえば、大切な会議でプレゼンをすることになっていて、適度な緊張から注意力や集中力が高まり、プレゼンの本番で成功するというケースがそうだ。しかし、ストレスと生産性との正の相関関係は、ある一定のところまでしか続きません。そして、ストレスがある一定のレベルを超えると、生産性は低下します。
そして、時間に追われるとか、過労、責任の増大などのストレスが高じると、仕事の生産性が落ちるばかりか、燃え尽き症候群になって仕事が手につかないことが出てきます。
一方、ストレスがなさ過ぎては退屈を感じるだけでやる気も起こらないし、効率は上がらない。すなわち、ストレスがないと何の張り合いもなく、やる気が起こらないということです。そのため、新たな行動を起こすことはありません。
このようにして、ヤーキーズとドットソンは、下記の図(省略)のように、ストレスと生産性は「逆U字カーブ」を描いているといいます。そして、この関係は2人の名前を冠して「ヤーキーズ・ドットソン法則」と呼ばれています。
*AMMプログラム及びストレスに関する講演会のお問い合わせは下記へ: oda@ad-coach.jp

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