自尊心の低い人は「比較」の論理(5) [自尊心]

それに対して自尊心の低い人は、ありのままの自分を認めようとしません。常に他者と比較することで自分というものを見ようとします。したがって、自尊心の低い人は、評価基準は自分自身ではなく他者になります。そして、他者と比較することで自分を評価しようとするので、“これが自分だ”という確固たる自分があるわけではありません。比較する相手により変化する不安定な自己があるだけです。
そして、他者との比較で自分を見ようとすると、そこには他者よりも優れているという「優越感」と、他者よりも劣っているという「劣等感」が生じますが、両方とも、低い自尊心の裏表の心理を表しているにすぎません。ときには、優劣つけがたい「引き分け」のことがありますが、そんなとき、人は「負けなくてよかった」と思うことはあっても「勝たなくてよかった」とは決して思わないものです。この考え方の背後には「劣等感」があることがわかります。
したがって、自尊心の低い人の論理は、「比較」から起こってくるWin-Loseの生き方になります。

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