今年の卒業式 [日記]

先週末で卒業式のシーズンは終わったようだ。服装ですぐにそれとわかるが、さすがに今週になってその服装を見ることはなくなった。
一つの区切りとはいえ、卒業生たちは後から振り返ってみて、自分の学生時代は何だったのだろうと思うに違いない。知識を得るためだけなら何も学校に行かなくてもできる。学校に行くのは、独学では難しい専門知識を学び、友人をつくっていろいろ議論し、夢を語り合って自分を発見する場所のはずだ。彼らはその大事な機会を失ってしまったといえよう。
今年の卒業生は、少なくとも昨年1年間は対面授業に出ることもできず、友達同士の付き合いも難しかったのではないか。しかも卒業式までオンライン型に切り替っていて、卒業生が一堂に会して最後の別れをする機会がなかったのではないか。つまり、彼らは最後まで時間を共有する機会を持てないまま卒業することになったのだ。これだけでサヨナラはいかにも寂しい。

 


コメント(0) 

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
散る桜感染拡大 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。