散る桜 [季節]

桜の開花期間は短い。よく観察すると、満開になるまでは雨が降っても風が吹いても花が散ることはないが、いったん満開になると、雨や風で散っていくことがわかる。桜は、開花から満開になるのが早いから散るのも早いということだ。だからこそ人は桜花に愛着をもつのだろう。これが年中咲いていたら、これほどまでに興味をもたれることは少ないのではないか。この短い花の命を惜しむかのように人はこの花を愛で、多くの人が名句を詠んでいる。
・散るさくら 残るさくらも 散るさくら(良寛)
・桜花 何が不足で ちりいそぐ(一茶)
・ちるさくら 落るは花の ゆふべかな(蕪村)



コメント(0) 

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
聖火リレーがスタート今年の卒業式 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。