なぜ海外旅行?(14) [スペイン紀行]

なぜ海外旅行をするのか、と問われれば「もちろん外国(その国)のことを観、知るためである」と答えるだろう。それは確かなことだが、それを通じて日本を知るという面を無視できない。いろいろなところを回って、つねに見えてくるのは日本との対比だ。“このようなとき日本ではどう?”という問いが自分の中に起こってくる。それに答えることで、日本人としての自分が見えてくるのだ。
ところで、今回スペインを旅行してみて、スペインの特殊性というものを垣間見た思いがする。
ジブラルタル海峡(アフリカとの距離は14キロしかない)を通じてイスラム教徒が入ってきたのは1300年前の711年で、それ以来スペインは「イスラム化されたキリスト教国」として、EUのなかでも特殊な世界性を維持してきたのだろうと思う。メスキータやアルハンブラ宮殿はその象徴である。
これを見て、私は神社と仏閣が共存する日本の姿を思い浮かべた。ただし、日本には外国人による統治はなく、自ら仏教を導入したという違いがあるが・・・。そして一神教はついに根付かなかった。




コメント(0) 

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
帰国(13)ワールドカップ(W杯) ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。