心が経済を動かす [政治と経済]

 経済は必ずしも合理的とはいえないことを、最近の出来事が証明している。
すなわち、政権交代があって、長期間続いた円高・株安がまるでウソだったように、逆の方向に振れてきた。安倍総理は就任以来、デフレからの脱却を最大のテーマとして、三つの矢なる政策を表明した。しかし、実際の政策の裏づけはこれからのことだが、市場はそれに反応して長期金利は下がり、円安・株高が続いている。
このような現象は経済心理学の立場で説明できる。つまり、最近のできごとは、投資家が「金融緩和→円安→株高」というシナリオを描くことで、心象風景を一変させたから起こったことだ。市場は感情と印象で動くことを実証した。
しかし、このような投資家の心理の揺れは一方的になりやすいので、実体経済との乖離を広げる可能性を秘めているのも事実だ。人のこころは移ろいやすいものだ。次はどんな揺れが起こるのだろう。

アドベンチャーコーチンググループサイト
http://sakurasakujinsei.com/adventurecoaching/
コメント(0) 

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
コーチング講座(3)花粉症記念日 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。