男はつらいよ [日記]

最近になって、BS放送で「男はつらいよ」の何本かを再放送で見ることができた。
いつものことながら、筋書きは同じように展開する。渥美清扮する「フーテンの寅さん=車寅次郎」は、旅先で悩みを抱えている妙齢の女性に出会い、親身になってその悩みを聞いてあげることで親しくなり、別れるとき東京葛飾の柴又の団子屋を教えると、女性は寅さんを頼って上京してくる。
寅さんもその女性に好意をもつが、寅さんの好意に気づかずに(あるいは気づいても)、別の男性のもとに行くというものだ。失恋するか身を引くかで終わってしまう。
そして最後に、傷心の寅さんはまた旅に出るというところで終わる、という単純なストーリーになっている。
筋書きは予想できる(確実性)が、どんな境遇の女性とめぐり合い、どんな展開になるかは予想がつかない(不確実性)、そこが面白いところで、これだけ長く(全48作)続いたのであろう。それはちょうど「水戸黄門」と同じなのだと思う。

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