記憶の編集 [日記]

 私は毎年1回、夏休み期間中、高校生を対象に「ビジョンの描き方および効果的な勉強法」について話をすることにしている。今年は7回目になるが、ほぼ同じテーマで話すことにしている。そして、その時が近づいてきたので、どんな資料をつくるか過去のデータを見て気づいたことがある。
それは、同じテーマでも話す内容に変化が起こるのだ。それは自分のほうで見方が変わっているということだ。1年という時間の経過の中で、私の脳の中では記憶の編集が行われたのだろう。文脈の変更があって、古いものの一部が削除され、新しい視点の内容が付け加えられる。私の記憶は、最初に脳に記憶された通りではなく、かなりの変更が起こっている。これが記憶というものの不思議な一面なのだろう。

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