文明と自然の衝突 [日記]

文明というのは、人間(の脳)が自然を征服するという形で発展してきた。別な言い方をすれば、人間は技術を開発して自然をコントロールしようとしてきた。その最先端にあるのが原子力発電である。原発はウランを核分裂させて熱エネルギーを取り出し、水を沸かして蒸気の力で蒸気タービンを回転させて電気を起こす仕組みになっている。
原理は簡単だが危険でもあるので、原子力発電所は膨大な周辺装置で覆われている。いわば、文明の粋を集めたものといえよう。
その原子力発電所が、地震とツナミによってもろくも破壊しつくされたのが今回の東日本大震災である。自然の猛威の前では文明も無力になるものだ。
それは、文明に対する自然の挑戦といえないだろうか。人間がどんなに自然を征服したかに見えても、自然をコントロールすることなどできないのだ。それを今回の大震災が教えてくれたのだ。

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