大震災から1年 [東日本大震災と原発問題]

もうすぐ東日本大震災(3月11日)から1年がくる。
1年たって解ったことがたくさんある。その一つは、今回の大震災はツナミと原発事故の二つが重なって、東日本だけでなく日本中に大きな負の遺産を残したということだ。そして、その後遺症はいまだに残っていて、解決されないでいる。
ガレキの処理は終わらない。被災地以外の自治体でそれを引き受けるところが無い(東京都は引き受けている)。これでは、被災地の復興は難しい。
それに原発事故の被害は広範囲に広がっている。福島原発の水素爆発で飛散した放射能は住宅地、農地、森林を汚染し、それらが明らかになるにつれ、被害の拡がりと大きさのほうも明らかになってきた。
しかも、事故発生時の当事者(東電、原子力保安院、政府)の狼狽振りと、混乱のなかでの情報伝達と意思決定の不自然さも、事故調査委員会からの調査で明らかになってきている。
17年前に阪神淡路大地震を経験したにもかかわらず、その教訓は活かされていないようだ。
今後4年の間にM7級クラスの直下型地震が首都圏で起こる可能性が70%あるというニュースも流れた(その後修正された)が、いまは日本を挙げて大震災から学んで、次の震災に備える時期なのだろう。



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