目標設定（Ｍゾーン）

・Ｍゾーン：Mゾーンにいる人は、快適ゾーンにとどまって、そこから出ようとしない。知らず知らずのうちに身についてしまった安全志向は自分の周りに壁をつくってしまう。行動も習慣的になり、何の疑いもなく今までどおりの行動をとろうとする。
決められた仕事以上のことをしようと積極的になることはないし、上司が仕事を与えてくれるのをまっている。
そして、目標設定を求められると、過去からのトレンドで積み上げ、その延長線上に将来を考えようとする。
この発想は、今までとまったく同じことをするという前提条件にたっていて、自分のもっている能力をレベルアップして、一段上に上がろうとは決して思わない。「挑戦」という言葉は禁句なのだ。
　Mゾーンにいることを好む人は、「快適ゾーン型」ということができる。このタイプの人は、居心地の良い快適ゾーンに留まろうとするため,変化を嫌がる。そのため、環境の変化についていけずに、せっかく手に入れたスキルも陳腐化してしまう。これが世に言う「マンネリ現象」で、早晩「かまゆでのカエル」（＊）になってしまう。