学習(向上心)(3) [フロー理論]

(1)目標設定

・パニックゾーン:Pゾーンにいることを好む人は、努力しても手の届かないほど高いところ(デンジャラス・ゾーン)に目標を設定してそれに向けてチャレンジしようとする。その背後にあるのは、何事も熱意をもってぶつかっていけば、「成せば成る」というストイックな根性哲学である。そのため、がむしゃらに頑張って目標を達成しようとするが、実現しないことの方が多い。そんなとき、「努力が足りなかった。次はもっと頑張らなければ・・・」と反省する。また、たまたま上手くいって目標を達成したときには、「成功するためには、もっと頑張らなければ・・・」と思い込んでしまいます。いずれにしても、「~しなければならない(=must)」というPゾーンの悪循環には組み込まれてしまうのだ。
 Pゾーンにいることを好む人は、「レーダー型」ということができる。このタイプは、つねに環境の変化の方向にアンテナを向けており、その変化がどんなに激しくても、負けずに自分もそれについていこうと頑張ろうとする。彼らにとって、人生はつねに時間との戦いだ。しかし、彼らは状況をコントロールできない。ただ、変化への対応に追われてそれについていこうとするだけだ。そして、エネルギーを使い果たして、ダウンしてしまう。
燃え尽き症候群はこのようにして起こってくるのだ。

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