スイス紀行(5) [スイス旅行(2010)]

6月21日(月)。
今日はマッターホルン観光の日。昨日までと違って曇り。雨の心配は不要のようだ。
8:15ツェルマットからゴルナーグラート登山鉄道に乗ってゴルナーグラート展望台(海抜3100m)に向かう。
しばらくは雲の中を登っていたが、それを突き抜けると視界が開けてきて、アルプスの山々が眺望できるようになってきた。しかし、残念ながらゴルナーグラート展望台からもマッターホルンの雄姿だけは雲に隠れて見ることができない。
ただし、眼下に広がるゴルナー氷河ははっきりと見える。所々に氷河が溶けて溜まった池が散見され、ここにも地球温暖化の影響を垣間見る思いがする。
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下りは1駅目のローテンボーデン駅で降りて、ライフェルベルグまでの90分のトレッキングを行う。その道々で、マッターホルンの方向を仰ぎ見てもその姿はみえず。その代わり、プロのガイドから高山植物の名前を教えてもらいながら下山していく。―濃い紫が映えるリンドー、黄色の万年草、白いきんぽうげ、オキナ草、地図ゴケ、さくら草など―が岩肌にへばりつくように咲いていて目を楽しませてくれる。
その他、マーモット(もぐらの一種)や角を生やしている羊などの動物などにも出会う。
トレッキングの終点には1853年から開業しているという老舗ホテルがあり、そのレストランで昼食をとりながらマッターホルンの雲の晴れるのを待つこと約1時間。ついに雲間に見え隠れするマッターホルンが姿を見せる。聳え立つ雄姿に感激。しかし、すぐに雲間に隠れてしまうので、しっかりと目に焼き付けておく。
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