モンスターペアレント [現代の若者考]

モンスターペアレントというのは、学校に対して「自己中心的な理不尽な要求を繰り返す」保護者のことだと思っていたら、どうやらもっと広い範囲で使われるらしい。
つい最近の新聞報道によると、「子どもの万引き」が増えているという。
警視庁の統計によると、今年1~6月に万引きで摘発された子どもは前年同期比で8.2%増の13、726人にのぼるという。その多くは書店による本の万引きだが、捕まえて親に連絡すると「なぜ捕まえた」「通報されて子どもがショックを受けた」などと、逆に店に対して理不尽なクレームをつけるケースが増えているのだ。なかには、万引きした子どもを叱りもしないで、「商品を子どもが取れる場所に置いている店のほうが悪い」と言って難癖をつける親もいるという。
このような親は、店にクレームをつけることで子どもをかばっている積りなのだろうが、それを入り口にしてかえって子どもを他の犯罪に走らせることになる、ということに気づいていない。子どもを叱れない親があまりにも多すぎる。
子どもをしっかりした大人に育てるには、まず親の教育をしなければならない、ということか。

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