大人になれない子どもたち(5) [現代の若者考]

そのようなとき、親は我慢できなく子どもの同士の世界に出て行くことがありますが、それが子どもの自立を損なうことに気づきません。
親のほうは、今現在自分の子どもが困っている、それを何とかして解決してあげないとかわいそうだ、と思って出て行くのだ。
大人がでれば、子どもたちはわかったような振りをしてその場をおさめるが、親がいなくなれば、あいつはけしからん奴だと仲間はずれになったり、イジメの対象になってしまう。
親がでていくことで、子どもが自分で物事を解決する能力を奪ってしまうことになるのだ。
親はそれに気づく必要がある。親にとって必要なことは、親がいなくても子どもが自分の手で物事を解決する能力をつけさせることだ。すなわち、子離れこそが親に必要な態度だということだ。
そのような体験を通じて、子どもは親を超えていくことになる。そのことに気づかず、いつまでも親がかりの場合は、子どもは自分で解決する能力が身につかないで親に「依存」することになる。つまり、大人になれない子どもをつくってしまうのだ。(続く)。

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