マインドセットと自尊心について(1) [自尊心]

最近マインドセット(Mind set)なる言葉を使うことが多くなってきた。この概念を提唱したのはスタンフォード大学のキャロル・ドゥエック教授だが、概念そのものは珍しいことではない。基本的には自分自身とくに「知的能力に関する考え方」についてどのような考え方をしているかということだ。教授はGrowth Mindset(成長思考)とFixed Mindset(固定思考)の2つの考え方を用いて人生におけるいろいろな分野におけるアウトプットの違い(影響)を説明している。
成長思考とは:人間の知的能力は努力次第で伸ばすことができる、という考え方。
固定思考とは:人間の知的能力は固定的でほとんど変えることはできない、という考え方。
 マインドセットについては、知的能力だけでなく、例えば仕事について、健康(特にストレス)についてなど、人生にとって重要な事柄についてどう考えるかにも応用できるものである。この手法は、人間の行動をY=a X ( Xは出来事、環境。aは認知、受け止め方。Yは行動、反応)として捉えようとする認知心理学と似ている。特に、自分自身についてどう認知しているによって、その人の行動が変わってくるという命題に近づいてくるのだ。
 私たちアドベンチャーコーチングは、認知心理学の立場から人の行動や、集団(企業)の行動にアプローチしてきたが、実は個人と集団をつなぐ接点になるのが「自尊心」であるという考え方をもっている。そこで、今回はシリーズとして、自尊心(自分自身についてのマインドセットのあり方)の立場から、これが人生にどのように影響していくかを論じてみたい。

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