21世紀を担うリーダー養成講座 [リーダー養成講座]

8月17日(土)に、下記の講義がありました。
・伊藤忠治氏(淑徳大学経営学部教授)の「21世紀はグローカリゼーションの時代」
・井伊重之氏(産経新聞論説委員)の「規制改革と日本の成長」

1.伊藤忠治氏の講義の概要
伊藤氏はまず、glocalizationは、globalizationとlocalizationの合成語であり、趣旨としては“Think globally, and act locally” すなわち、「地球的規模の視野で考え、地域的視点で行動する」という意味で、アメリカの一極集中が崩れてきたことを背景に出てきた概念だと解説された。そのうえで、次のような順序でその背景、要因などについて歴史的展望の中で講義された。そして、これからは複眼的思考のできる人材を育成することが大切だと締めくくられた。
・グローカリゼーションの意味
・グローカリゼーションが進んだ要因
・グローカル化時代の対応策
・幕末志士のグローバル化対応
・企業は如何にあるべきか

2.井伊重之氏の講義の概要
井伊氏は、アベノミクスの3本の矢(金融緩和、財政出動、成長戦略)のうち、「規制改革は成長戦略の一丁目一番地」だと総理が発言され重視されているが、この問題は総論賛成・各論反対の歴史を繰り返してきた。
規制改革会議では次のようなテーマを議論しているが、岩盤規制と言われるものにどこまで切り込めるか、総理の熱意にかかっている、と言われる。
・医療:混合診療の全面解禁
・介護・保育:株式会社の参入
・雇用:金銭解雇のルール化
・建設:老朽化マンションの建て替え促進
さらに、もう一つの動きとして「国家戦略特区」構想があり、東京・大阪・名古屋の3大都市圏において“外資誘致とインフラの民間開放が柱”になっていて、目を離せないものだ。
その他、井伊氏はTPP交渉の行方と日本に対する影響について言及された。

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