中国という国 [日記]

 尖閣諸島の国有化後の中国における反日デモの広がりは異常としか見えない。
「何故そこまでやるの?」というのが大方の日本人の感想だと思うが、呼びかけをし参加しているのもソーシァルネットワークを駆使する若者達のようだ。彼らは日本製のカメラ、携帯、テレビを持ち、マンガを読んでいる層だ。
彼らは「尖閣諸島は中国の領土だ」と教え込まれ、その島を日本政府が国有化するなどもってのほかだ、と思っている。「愛国無罪」という国の方針が彼等を後押しする。中国には常に「政治」の影がつきまとう。
一方、日本は「尖閣諸島は歴史的にも日本の領土であり、現に日本が実効支配している」。そもそも領土問題など存在しないという立場を取っている。
これでは平行線をたどるだけだ。両国が話し合いのテーブルにつくという以外にこの異常事態を収める方法はないのであろう。
ただ、この騒動で、81年前に日本の関東軍が起こし、満州事変のキッカケとなった柳条湖事件がクローズアップされるのを見ていて、後世の人たちは、先人が犯した過ちをどこまで背負っていかなければならないのかと思ったのは私だけではないだろう。


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