沖縄返還40年 [日記]

 5月15日に、沖縄の本土復帰40年を迎えた。
復帰時には95万人だった県民人口は、昨年には140万人を超えた。出生率は全国一で、平均寿命も高い。
ところが、復帰時に掲げた「本土並み」という目標にはほど遠い。一番の懸案事項はなんといっても米軍基地の存在だ。国土面積の0.6%にすぎない沖縄には在日米軍基地の74%が集中している。民主党政権になって、当時の鳩山総理が普天間基地の移設先について「最低でも県外」と発言されて沖縄の人たちに期待を高めたのは記憶に新しい。しかし、政府は代替地を見つけられず、結局、名護市辺野古への移設に逆戻りしてしまったことで、普天間基地の移設問題は振り出しに戻ってしまった。
われわれの意識にも問題がある。中国の軍備拡張対策上、基地の存在はやむを得ないが、自分のところにだけはもってきてほしくないという「フリーライダー」を決め込んでいるのだ。われわれにこの意識がある限り、沖縄の基地は無くならないだろう。

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