「21世紀を担うリーダー養成講座」通信(2) [21世紀を担うリーダー養成講座2011]

7月9日(土)-10日(日)にわたって、合宿がありました。
この合宿は、受講生が早い段階でお互いに知り合い、6ヶ月間の研修を楽しくするために行われるものです。
初日(9日)は千葉にある大巌寺(浄土宗)、2日目(10日)は大巌寺の境内にある淑徳大学千葉キャンパスで開催されました。大巌寺の境内に入ると、そこは非日常性を感じることができる別世界だ。今年は法然上人没後800年に当たり、大巌寺は徳川家の位牌が保管されている由緒あるお寺で、記念すべき年の合宿となりました。
日程としては、上田紀行著「生きる意味」(岩波新書)の輪読と議論、長谷川学長による「般若心経」の解説と唱和、朝のお勤め、山本建夫氏による「メンタル・マネジメント」の研修、それに懇親会などを組み合わせた構成になりました。

第一講:
山本建夫氏の司会のもとに上田紀行著「生きる意味」(岩波新書)の輪読を行いました。
受講生は①自分が気に入った(同意できる)箇所、②自分が気に入らない(賛成できない)箇所、の2つについて、自分の見解を発表することになりましたが、殆どが賛成できる箇所の発表になりました。そして、現代人が生きる指針になる指摘が多いということになりました。

第二講:
長谷川匡俊住職(淑徳大学学長)による「般若心経」の解説と唱和。
般若心経は262文字からなる短い経文だが、大乗仏教の教え(真言)のエッセンスが網羅されている。
まず、仏教の根本思想は、「諸行無常」と「諸法無我」にあることを抑えられて難解な用語の解説をされた。 その後で、住職の読経の後を追って唱和することになった。
住職は、「現代人は般若心経の意味を知って納得しようとするが、実は唱えること自体に意味がある」と言われる。

第三講:
2日目の朝6:30から1時間、浄土宗のおつとめを体験した。

第四講:
山本建夫氏がファシリテーターとなり、AMMプログラム(アドベンチャー・フォー・メンタルマネジメント = 心の冒険)の研修が行われた。
このプログラムは、認知心理学と脳生理学の理論をもとに組み立てられており、
第一部は、自分自身と向き合い主体性をもって生きる
第二部は、組織・集団の中でリーダーシップを発揮する(次回取り上げる予定)
というもので、現代という難しい時代に生きる座標軸を探ろうというものです。
「生きる意味」を継承するような内容となっていて、受講生の皆さんも納得した研修となったようです。

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