敬老の日に思うこと [日記]

 9月20日は敬老の日だった。名称はどうであれ、老人は敬われているのだろうか。
折しも、今年は行方不明の高齢者の存在が騒がれた後だけに、マスコミがどう伝えるのかと思ったが、意外と寂しい報道となった。
総務省の試算によると、65歳以上の老人は昨年に比べて46万人増え2944万人、総人口に占める割合は23.1%になった。出生率の低下によって総人口が減る中で、団塊の世代がリタイアしこの年齢になると、老人人口は急速に増加することが予想される。もうすぐだ。
当然のことながら年金、医療などの社会保障費は増加の一途で、財源として消費税アップが浮上するのは自然な成り行きであるが、なぜか政治の世界では後回しにされてしまう。
しかも、老人が増えるということは、一方で若い人(15~64歳の生産年齢人口)が減るということでもある。若い人だけに日本を支えてもらうにはあまりに肩の荷が重かろう。そろそろ従属人口(65歳以上)という名称も返上して、元気な老人は社会復帰しましょうという仕組みとプログラムを考えてもよいのではないか。

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