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オリンピックのメダル考(1) [オリンピック]

ソチ・オリンピックも1週間が過ぎた。
今のところ、銀メダル2個、銅メダル1個と予想以上にさびしい結果だ。何故そう思うのか、ここで考えてみたい。そして、目標設定のあり方に問題があると言いたい。
いつものことだが、オリンピック選手団の団結式があると必ず団長の口から出てくるのが、“今回のオリンピックでは金xx個、銀xx個、銅xx個、合計でxx個とってくる”という勇ましいアドバルーンだ。
それだけでなく、選手自身からも“金メダルを取るために行ってくる”という勇ましい発言が飛び出す。こういう発言をした選手は、ほとんど結果を伴っていない。何故そうなのか明らかにしてみたい。(続く)

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オリンピックのメダル考(2) [オリンピック]

解りきったことだが、オリンピックで優勝するためには、世界の強豪を相手に戦い彼らを凌駕しなければならない。そのためには、自分の記録だけでなく相手の記録も上回らなければならない。その場合、普段自分が世界のトップの記録を出していれば、競争相手は自分だけになり、自分の記録を破ることが相手を打ち負かすことにつながる。
ところが、ほとんどの選手は自分よりもよい記録をもっている(強い)選手と戦わなければならない。それは世界最高の記録と戦うことになるのだ。
したがって最低限必要な条件は、自分の記録を破ることである。破ったうえでなおかつ世界最高の記録も破る、このような条件をクリアーできる舞台がオリンピックなのだ。(続く)

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オリンピックのメダル考(3) [オリンピック]

世界で勝つためには、最低限自分の記録は破らなければならない。それができないで、さらにその上の記録など破れるはずがない。多くの選手は、自分のことを棚において、一挙に世界の頂点に立つ“夢”を語るのだ。
そのため、それらの世界クラスの選手を目の前にしてプッシャーを感じて、自分の普段の記録さえ大幅に下回る平凡な記録で惨敗してしまうのだ。
選手たちが競争するのは世界クラスの選手だが、本当の相手は自分自身なのだ。自分に勝てた人だけが世界に勝てる。つまり他人と競争する前に自分と競争し、自分に勝たなければならない。それが克己の考え方だ。


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オリンピックのメダル考(4) [オリンピック]

“世界クラスの選手の胸を借りて自分の記録に挑む”これがオリンピックに臨む選手の態度であって欲しい。自分の記録なら破ることはできるはずだ。それを、自分より上の選手と競争すること(力を借りて)でやろうとするのだ。しかし、ライバル特に自分より上をいく成果を出している選手を破ってメダルを取ることは困難だ。それは自分の記録ではなく、その人の記録をも上回って勝ちにいくことになるからだ。
それでも、“金メダルを取ってくる”と宣言して日本を出てくる選手が多いのには驚いてしまう。
身の程知らずというものだ。実際にはどうか。自分の記録すら破れないで平凡な結果しか出せないでいるのだ。そういう人をオリンピックに派遣すべきではない。

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オリンピックのメダル考(5) [オリンピック]

 ライバルも完璧に演技し、自分も最高のパフォーマンスを発揮して勝つ、これが理想的な晴れ舞台となる。たとえ負けたとしても、自分の記録を破って負けたのであれば、それは賞賛に値する。
勝ち負けにこだわる人は、自分は実力を発揮してライバルは失敗することを密かに望む。ところが皮肉なことに、逆のことが起こって、自分は失敗してライバルは実力を発揮するのだ。
勝ち負けにこだわる人は大舞台では勝てない。またそういう人は勝ってはならない。

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オリンピックのメダル考(6) [オリンピック]

 「オリンピックは参加することに意義がある」というが、現実は「世界一を競い合う」厳しい競技だ。そして勝者は喜びの涙を流し、敗者は悔しさの涙を流す。
結果として、勝者は敗者から喜びを奪うことになる。しかしそれだけではないはずだ。競い合うのだから順位が決まるのは確かだ。それでも、自分より強い人と競い合って、自分の記録を破ることが出来たなら、その人も勝者と認めたい。そうすれば、参加者全員に勝者となる可能性がでてくるのだ。
「オリンピックとは参加することに意義がある」とは、そういうことではないか。

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オリンピックのメダル考(7) [オリンピック]

ソチ・オリンピックも後半に入り、メダルの行方もほぼ見えてきた。
念願の金メダルは、フィギュアスケートの羽生選手(19歳)だけが獲った。
試合後のインタビューで彼は「緊張しました。オリンピックはすごいところ。金メダルを取ったけど悔しい」と、自分の能力を発揮できなかったことへの反省を口にした。驕ったところなどかけらも無い。そして、金メダリストとしての自覚ができて、更なる飛躍を期している。彼はきっともっと強くなって、次代の世界をリードする選手になるに違いない。

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