他山の石―不要不急の労働禁止― [コロナ]

日本でコロナウイルスの件で騒いでいるうちに、世界は毎日大きく変わっている。
いつの間にかアメリが感染者の数が世界一になったし、ヨロッパでの拡大の勢いが止まらない。その中にあって、スペインが厳しい方針を打ち出した。
3月29日の発表では、感染者78,797人、死者6,528人となり、医療崩壊も伝えられている。それを受けて、28日には、サンチェス首相がTV出演し、「必要不可欠な業種を除き3月30日から4月9日まで(実質8営業日の)出勤を控える」よう国民に指示を出した。これまでの外出制限等の措置から一歩進めてほぼ経済活動の停止に踏み切ったといえよう。
このような措置はニューヨーク州でも取っており、知事は州内の労働者の在宅待機命令を4月15日まで延期すると発表している。
日本はここ数日、感染者が急増しており、しかも感染源不明のケースが多くなって、いつオーバーシュートしてもおかしくない状態になってきた。日本政府はそれを「ぎりぎり持ちこたえている」と言って様子見をしているが、その間にも着実に事態は進行しているはずだ。そして手遅れにならないうちに、一刻も早く緊急事態宣言を出すべきだろう。それは政治の責任だ。今出しても国民はそれを納得するだろう。

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季節外れの大雪 [日記]

昨日(3月29日)は季節外れの大雪となった。3月末としては32年振りの積雪だったようだ。前日の28日には最高気温が24.6℃まで上がってポカポカ陽気だったただけに冬に逆戻りしたような変化だ。28日夜半頃からみぞれとなって、朝起きた時には雪に変わっていた。気温は1℃まで下がり、午前中いっぱい降り続いて庭の風景を雪景色にしてしまった。
この雪のおかげで、「不要不急の外出自粛」を求められていた関東圏の人たちの足が止まり、休日には賑わう都心も閑散としていたようだ。

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ここにもあった桜の木 [日記]

コロナ、コロナと世間で騒いでいるうちに、自然は何事もなかったかのように時を刻んでいる。
自然というのは面白いもので、花が咲いていないときには、そこに何の木があるということに気づくことは少ない。殆どがその下を素通りしてしまう。ところが、一旦花が咲き始めると、それが目に付いて注目するようになるのだ。「そうかここに桜の木があったのだ」というわけだ。
しかも、その期間は短い。花が散ってしまうと、また自然の風景の中に埋没していく。だからこそ散り急ぐ花を見て、人は名残惜しむのだろう。それを見て多くの俳人が名句を残している。
・桜花 何か不足で ちりいそぐ (一茶)
・ちるさくら 落るは花の ゆふべかな (蕪村)
・散るさくら 残るさくらも 散るさくら (良寛)


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一難去ってまた一難 [日記]

毎日目にするニュースといえば、オリンピックとコロナウイルスに関するものだ。
そのうち、オリンピックについては開催を1年延期にすることで決着がついた。あとはそれに向けての調整が残ることになった。
一方、コロナウイルスのほうは日ごとに雲行きが怪しくなってきた。昨日の統計によれば、全国で96人、東京で41人という感染者が出たという。これまでで最悪の数字だ。しかも、各地で院内感染が起こっており、これがクラスター感染源になっているということだ。また、海外からの帰国者によるものが目立っていて、規制強化が手遅れになっている実態が明らかになっている。さらに最近の傾向として大都市に目立っている「感染源が不明のケースが増えてきている」という点である。この点をふまえ、小池東京都知事は昨日、「大規模なイベントの中止、不要不急の外出を控えること、在宅勤務できるものはそれに切り替える等」都民に対して協力要請を行なった。これが要請でなく命令にならないよう我々自身が自分の問題として気をつける段階にきたようだ。

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自由の制限 [コロナ]

新型コロナウイルスは、もう地球上のどこへ行っても顔見知りになっている。中国武漢から始まり、中国全土に広がり、後は人の移動に合わせて拡がっていった。現在パンデミックの中心は、欧米に移ってきた。これからアフリカや南アメリカに移っていくのだろう。
いま各国で取られている対策といえば、①国境の封鎖、②渡航禁止(中止)、入国拒否(制限)、③都市の封鎖、④不要不急の移動と外出禁止(規制)、④学校閉鎖(休校)、⑤一定規模以上のイベントの禁止、⑥食料品店、薬局等の生活必需品以外のお店の営業中止などきりがない。いずれも生存権以外の自由の制限である。
東京でも感染が増加傾向にあること、しかも感染経路がわからないケースが増えてきていることを考えれば、いつオーバーシュートが発生してもおかしくない状況にあるという。その場合、どんな対策が採られ、それに対して日本人はどこまで受け入れられるのだろう

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やはり五輪・パラは延期 [日記]

オリンピックの聖火はすでに日本に到着していて、26日から聖火リレーが始まるスケジュールになっている。日本としては予定通り開催できればそれに越したことはない。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大はパンデミック宣言が出され、燎原の火の如く世界中に拡がっている。このような状況下では参加できないとして、各国の競技団体から延期の申出がIOCにきているという。これを受けて、IOCも再検討する方向になったようだ。当然のことだ。但し、安倍首相も表現しているように、延期はあっても中止はありえない。この際、WHOからパンデミック終結宣言が出て、晴れて全世界からアスリートが迎えられるような大会にしたいものだ。今は延期の時期に焦点が絞られている。折角だから、開催時期も真夏ではなく秋になればモット良い。


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花の誘い [日記]

コロナウイルスのニュースが飛び交う中で、桜の開花宣言が相次ぐ。ところが、良く見ると、東京(15日)が全国で一番早く、次いで関東地方に広がり、それから飛び地のようにして西に広がっていくから不思議だ。昨日は春の陽気に誘われるように近所の桜の名所と言われるところへ行ってみた。都心より少し遅れているようで、8分咲きといったところか。それでもいつもと同じように見物客が押し寄せていて、一時でもコロナウイルスを忘れているような雰囲気だ。
今朝事務所の近くで見ると、もう満開になっていた。

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