ロムニー上院議員の勇気(2 [日記]

アメリカのトランプ大統領の「ウクライナ疑惑」に関する判決は、下院が有罪、上院が無罪という結果になった。下院では民主党が多数を占め、複数の証人からトランプ氏の関与に関する生々しい証言を引き出して弾劾訴追を決めた。ところが上院では、与党共和党の多数票で無罪判決が下され、トランプ大統領の無罪が決まった。
その中にあって共和党のロムニー上院議員は、疑惑の詳細を知るボルトン前大統領補佐官らを召喚する決議案にも、弾劾決議案のうち「権力の乱用」に関し「有罪」に当たるとして賛成したのだ。ロムニー議員は、表決前に党の方針に従うよう働きかけがあったことを認めたうえで、トランプ氏の行動について「目的は個人的であり、政治的だ。国民の信頼を裏切った」として訴追の賛成票を投じたと述べている。
この行動に対して、トランプ大統領は「これで無実が証明された」ことと、「ロムニー氏は我々を裏切った」と強烈に批判している。
これら一連の動きを外から見ていて、ロムニー氏のような人がいる限りアメリカはまだ大丈夫だと思いたいが、国民がどう思うか、次の大統領選挙の結果を見てみたい。

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