潜在意識を信じて実行する(36) [アファメーシヨン]

しかし、すべて思い通りになるかというと、必ずしもそうではありません。なかには“努力してアファメーションしているのに目標は実現しない”と言う人もいるのです。

新しい自己イメージにもとづいた行動はそれまでとは違った行動スタイルに変わることになりますから、その成果も今までとは違ったものが予想されます。しかし、人間がやることだから、新しいスタイルに慣れるまでには時間がかかります。

*ACCグループでは、「アファメーションによる目標実現」に関する研修を行っています。

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潜在意識を信じて実行する(35) [アファメーシヨン]

 それでは、それですべてがうまくいくかというと、この結論には但し書きが必要になります。
「自動制御装置に任せばよい」というのは、「何もしなくてもよい」ということではありません。顕在意識の思いをアファメーションして潜在意識に刷り込んだ(覚え込ませた)のだから、潜在意識には新しい自己イメージが刷り込まれ、それにしたがって本人が行動するということです。そうすれば、自動制御装置は「目標を実現しているという自己イメージ」にもとづいて誘導してくれるはずです。したがって、目標を実現する確率は極めて高くなります。

*ACCグループでは、「アファメーションによる目標実現」に関する研修を行っています。


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潜在意識を信じて実行する(34) [アファメーシヨン]

最後に、今回学んだことを活かすために注意しなければならないことを述べておきたいと思います。それは意外と盲点になっていることです。しかも、最も基本に関わるところです。
これまで見てきたように、顕在意識がIxV=Rの公式で目標を設定し、それを毎日アファメーションすると、潜在意識には確実に新しい自己イメージが刷り込まれます。そうすれば、あとは自動制御装置が働きだし、目標は実現するはずだ。これがこれまで詳しく書いてきたことです。

*ACCグループでは、「アファメーションによる目標実現」に関する研修を行っています。


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認知的不協和と快適ゾーン(33) [アファメーシヨン]

アファメーションの効果はこの③を実現することであり、①と②では現状にとどまり、目標を達成することはできません。私たちに必要なことは、「どのように目標を達成するか」という方法論以前に「何を実現したいか」という自分にとって大切な目標を決めることが先決だということが理解できます。
そして、目標が明確で生き生きとイメージできれば、そうなっていない現実とのギャップを埋めるために何をしたらよいかを潜在意識が考え、つまりRASが働いて方法(アイデァ)を見つけてくれるのです。
その後は自動制御メカニズムが働いて、目標の追求というプロセスが動き出すことになるのです。

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認知的不協和と快適ゾーン(32) [アファメーシヨン]

一方、現状よりも高いところに新たな目標を立てると、現状と目標との間にギャップが生じ、それが大きいと、どちらをとる(選択する)か、認知的不協和が生じます(迷う)。その場合、人は次の3つの中から選択して協和状態になろうとします。
①目標が魅力的でなければ、現状(快適ゾーン)に留まろうという動機が発生し、目標に向けてのエネルギーは湧いてこない。
②目標が魅力的であっても、すぐに方法論が見つからなければ、目標を達成するのは難しいと感じて、できない理由を探して(正当化して)現状(快適ゾーン)に留まろうとする。
③目標が魅力的なものであれば、それを実現できた状況を生き生きと鮮明にイメージして、心の中にある明るい現実(将来)と、現状のギャップを埋めて、不協和を解消しようという動機が湧いてくる。しかもそれを実現することが自分にとって重要なことだと思えると、古いイメージ(現状)に満足できなくなり、目標に向けて現実を変えようという思いとエネルギーが湧いてくる。その思いを持ち続ければ、方法はRASが働いて見つけ出すことができる。

*「アファメーションによる目標実現」に関する研修を行なっています。


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認知的不協和と快適ゾーン(31) [アファメーシヨン]

 だからこそ、目標は価値のある、魅力的なものでなければならないのです。
目標が自分にとって大切なものであり魅力的であれば、今の現実よりも目標を選択し、認知的不協和を解消しようという動機が発生することになります。そのへんのプロセスを検証すると次のようになります。

 人に目標を立てるように言うと、大抵はこれぐらいならできると思っている「自己イメージ」の範囲内に設定します。それは本人にとって今まで通りのことをすればよいと思える「快適ゾーン」のなかになります。したがって、心理的には認知的協和の状態です。

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認知的不協和と快適ゾーン(30) [アファメーシヨン]

この快適ゾーンから一歩踏み出すと、人は不安になります。肉体的、情緒的に違和感をもつようになります。そうすると、無意識のうちに元いた居心地の良いところに戻ろうとします。これが「回帰願望」と言われるものの正体です。
現状というのは、本人にとっては今いるところですから安心できる領域であり、快適ゾーンです。そして、目標を立てた段階では、将来(目標)は未知の領域であり、しかも方法論が見つからなければそこは不確実で認知的不協和を感じられる領域になるわけです。
したがって、素直に将来(目標)を選択する気にはならないのです。

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