夢と目標(2) [アファメーシヨン]

夢というのは、本来は寝ているときに見るもので、潜在意識の働きによるものです。ところが目覚めているとき、すなわち顕在意識で「こうあって欲しい」、「こんなことがあればいいね」と思うことがあります。それが通常言われている「夢」で、寝ているときに見る夢と区別するのが普通です。

それは「青い鳥」が来るのを待つ受身の姿勢です。果報は寝て待てということですが、待っていても果報がくる可能性は極めて低いのがこの意味での「夢」の特長です。これを英語で表現するとよくわかります。すなわち,夢は『希望学』(玄田有史「希望のつくり方」岩波新書)を参考にすると次のように定義されます。
・Dream is a wish for something to come true.
すなわち、夢は「こうあったらいいな」という思いであって、行動が伴いません。つまり、自分ではなく、他の誰かがやってくれるのを待っているか、棚ぼた式の幸運に巡り合うかのどちらかです。それが実現する可能性は無限にゼロに近くなります。 

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