自尊心と切磋琢磨(6) [日記]

自尊心が高いか低いかを見分けるのによい機会があります。それはスポーツ選手が世界に出て競う大会に参加する前の会見を見ればわかります。
自尊心の高い選手は、まず「ワールドクラスの選手たちと競って、自己記録を破りたい。そうすれば、互角に戦えると思います」と答える。つまり、目指すのは自分の記録を伸ばすことです。その結果としてメダルが取れればそれで良しとします。
それに対して、自尊心の低い選手は「金メダルを取りたい」という発言をするものです。目指すのは勝つことです。しかし、ワールドクラスの選手と競って、こういう選手は大抵自分の記録さえも上回ることもできず、平凡な記録で終わるのが普通です。

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