一括採用か通年採用か(2) [日記]

一方、学校や学生側の反応は一様ではなく、複雑だ。
現行の一括採用方式では、3月1日:アプローチ(受付)開始。6月1日:採用面接解禁。10月1日:内定日。と一応のスケジュールが決められていて、学生は(学校も)それに合わせて就活の準備ができるという安心感がある。ところが、通年採用になると、この目安がなくなってしまうので、どのような準備をすればよいか不安なのだ。したがって、多くの学生は(学校も)反対する(戸惑うというのが正確な表現かも知れない)。新しいことには反対がつきものだ。
一方、通年採用に賛成する側(主に学生)は、自分のペースで応募できる。他の学生と競い合わなくても自由に企業を選択でき、自分をアピールできる。試験日や面接日が重なることもないから、希望する業界、業種のところに集中して応募できる、などのメリットを強調する。
どちらの言い分も一理あるが、通年方式は時代の流れだと思っていい。これをきっかけにして、文字通り就社ではなく、就職の方向に向かうかも知れない。

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