これでは出口戦略とは言えない [日記]

日銀は、30-31日と金融政策決定会合を開き、短期金利をマイナス0.1%、長期金利を0%程度とする現行の政策金利を据え置いた上で、市場の長期実勢金利の上限を0.2%程度まで容認することになった。
日銀は、13年4月からデフレ脱却という名目のもとに大胆な金融緩和を続けてきた。しかし、目標にしてきた2%の物価上昇は達成できず、達成時期を後に延ばしながら緩和政策を続けてきた。しかし、超低金利の長期化に伴って金融機関の収益悪化や国債取引の低迷などの副作用が目立ってきて、その修正を迫られてきていた。
今回の政策決定は、低金利の副作用に配慮しながら緩和を続けるというもので、この先にある出口戦略が、いつ、いかなるタイミングで出てくるのか注目したい。

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